急に耳が聴こえにくくなった時は、できるだけ早めの耳鼻科受診をおすすめします。
突発性難聴では、早期に治療を開始することで治癒率が高まります。
慢性的な難聴(発症してから1ヶ月以上)は、治るものと治らないものがあります。加齢による神経性難聴は、治りにくい難聴の代表的なものです。
しかし、難聴は年齢のせいと思っていた方で、診察をしてみると難聴の原因が他にあり、治療によって改善したというケースもあります。
「耳が聴こえにくいが、このところ耳鼻科にかかったことが無い。」という方は、一度受診してみてください。
耳の診察・聴力検査
難聴の程度(年齢平均とくらべてどうか)、難聴の原因についての説明
治る可能性があるかないか(ここは、はっきりとお話いたします)
治る可能性がある場合
治る可能性が無い場合耳は日常のコミュニケーションにかかわる重要な部分ですので、時間の許す限り丁寧に説明をいたします。
日本の平均寿命の伸びに伴って、難聴者数は年々増えているものと思われます。当院にも、「家族の話が聴こえにくいことがある」、「テレビの音量が大きいと言われる」といったことで、多くの方が受診されます。
聴力検査の結果で多少の難聴があっても、日常生活に大きな支障がなく、また診察で重大な病気が無いと分かれば、あまり心配する必要はありません。
しかし、「他の人の話が聴き取りにくい」、「何度も聴き返すのも気が引けるので、聴こえたふりをしている」、「その結果、だんだんと外出するのがおっくうになってきた」ということであれば、補聴器を考慮する必要があります。
補聴器を検討中の方には、平日昼休みの時間(13時〜15時)に予約制で補聴器外来を行っています。まずは通常の診療時間内に受診して、診察と検査を受けてください。
検査の結果、補聴器の装用が適当かと思われる場合は、補聴器外来の予約をして頂きます。
補聴器外来では、カウンセリングと補聴器の無料貸出し(約2週間)をいたします。
「今すぐ購入の予定は無いけど、補聴器を一度試してみたい」という方も、お気軽にご相談ください。
耳鳴は難聴を伴うことも多く、難聴のところで挙げた病気が原因となります。その他に、耳の奥の筋肉のけいれん、耳の奥の血管音を耳鳴として感じる場合もあります。また精神的なストレスが耳鳴の一因である場合もあります。
耳鳴の診察にあたっては、耳以外に重大な病気が隠れていないかに注意を払うことが重要と考えています。耳の診察や聴力検査の結果、脳の病気が疑われる場合は、頭部MRIなどの画像検査を行うこともあります(MRIは近隣病院に依頼して行っています)。
原因となる病気の治療により耳鳴は改善されますが、加齢による神経性難聴に伴う耳鳴は治療に時間がかかる場合や、治療が困難な場合があります。
神経性難聴に伴う耳鳴では、ビタミンB12、血行改善剤、漢方薬による薬物治療が中心となります。耳鳴に効果があるとされている薬は複数あり、1つの薬が無効であっても、他の薬が有効な場合があります。ただし、一般的には2ヶ月続けて効果が全く出ない薬は、それ以上続けても無効なことが多いので、薬の見直しが必要となります(以前に他院で耳鳴の治療をした経験のある方は、お薬手帳などがあれば持参していただくと助かります)。
めまいの原因は多岐にわたりますが、主に下記のような病気があります。
・「手や足に力が入らない」、「ろれつが回らない」という症状を伴う場合は脳の病気の可能性が高いですので、脳外科のある病院に救急受診してください。
・上記ほど強い症状でない場合、かかりつけの内科などがあれば、まずそちらを受診してください。
・特にかかりつけの病院が無い場合、フワフワ、フラフラするめまいは神経内科への受診がよいでしょう。
・難聴、耳鳴、耳がつまった感じなど耳の異常を伴う場合は、早めに耳鼻科を受診してください。耳の病気からくるめまいは、グルグル回る感じのめまいであることが一般的です。
めまいと言えばメニエール病が比較的有名ですが、メニエール病以外にも様々なめまいの病気があり、治療法も異なってきますので、正確な診断が大事です。
当院では、まず耳の診察とめまい検査(血圧測定、目の動き方をみる検査、神経学的検査、耳の症状があれば聴力検査)を行います。
・起立性低血圧の方では、臥床時血圧と起立時血圧に大きな差がありますので、血圧は必ず臥床時・起立時の両方を測定しています。
・目の動き方をみる検査(眼振検査)は、めまいの診断に重要な検査です。メニエール病など耳の病気からくるめまいは、この検査で診断がつきます。
・その他の脳神経に異常が無いか、簡単な神経学的検査を行います(痛みを伴うような検査はありません)。
めまい検査の結果から、耳に原因があるのか、耳以外に原因があるのかを診断します。必要があれば、当院で血液検査も行います。
耳以外に原因があると考えられる場合は、近隣の医療機関(患者さんのかかりつけ医、または内科、神経内科、脳外科、整形外科など)と連携をとって、治療にあたります。
脳の病気が疑われる場合は、頭部MRIなどの画像検査を行います(MRIは近隣病院に依頼して行っています)。
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