めまい

Vertigo, Dizziness


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めまい

めまいの原因は多岐にわたりますが、主に下記のような病気があります。

めまいの主な原因

めまいが起こったら、何科にかかればいいか?

  • ・「手や足に力が入らない」、「ろれつが回らない」という場合は脳の病気の可能性が高いため、脳外科のある病院に救急受診してください。
  • ・上記ほど強い症状でない場合、かかりつけの内科などがあれば、まずそちらを受診してください。
  • ・特にかかりつけの病院が無い場合、特に40歳代以上の方は神経内科または脳外科をまず受診したほうが良いでしょう。
  • ・難聴、耳鳴、耳がつまった感じなど耳の異常を伴う場合は、早めに耳鼻科にも受診してください。

めまいと言えばメニエール病が比較的有名ですが、実際のところメニエール病は発生数の少ない病気です。メニエール病以外にも様々なめまいの病気があり、治療法も異なることがあります。

*めまいで初診の方へのお願い
めまいの初診時検査には時間を要すため、なるべく午前は11時まで、午後は16時までの受診をお願いいたします。16時30分以降のめまい初診患者さん(特に40歳以上で、脳の病気からの可能性が否定できない場合)は、当院で診察を行わずに、先に脳外科クリニックの受診をお勧めすることがあります。(当院で検査→耳に異常なし→当日の脳外科紹介が必要となった時、近隣脳外科クリニックの受付時間が終了していれば、夜間の救急病院受診が必要となり、体力的にも金銭的にも患者さんの負担が大きくなるため)

当院では、まず耳の診察とめまい検査(血圧測定、目の動き方をみる検査、神経学的検査、耳の症状があれば聴力検査)を行います。検査結果によって薬の処方を行いますが、当院では点滴治療は(水分摂取もままならない方を除いては)あまり行わない方針のため、あらかじめご了承ください。

当院でのめまい検査について

  • ・起立性低血圧の方では、臥床時血圧と起立時血圧に大きな差があるため、血圧は必ず臥床時・起立時の両方を測定しています。
  • 目の動き方をみる検査(眼振検査)は、めまいの診断に重要な検査です。耳の病気からくるめまいは、この検査で異常を認めることが多くあります。

めまい検査の結果から、耳が原因なのか、耳以外が原因なのかを診断します。

耳以外に原因があると考えられる場合は、近隣の医療機関(患者さんのかかりつけ医、または内科、神経内科、脳外科、整形外科など)と連携をとって、治療にあたります。

脳の病気が疑われる場合は、頭部MRIなどの画像検査を行います(MRIは近隣病院に依頼して行っています)。

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メニエール病

内耳の循環障害によって起こる病気です。転性めまい(グルグル回るめまい)、主に低音部の聴力低下、耳のつまった感じ、吐き気の症状があらわれます。めまいは、体を動かしていても、じっとしていても起こるのが特徴です。ストレス、疲れ、睡眠不足が原因と考えられています。

メニエール病の確定診断には、聴力検査、めまい検査(目の動き方をみる検査など)が必須です。

メニエール病と診断された場合は、ビタミンB12、血行改善剤、利尿剤、抗めまい薬などの薬物療法を行います。

なお、めまいの起こらないメニエール病(蝸牛型メニエール病)というのもあります。この場合は、聴力低下や耳のつまった感じだけが起こります。

メニエール病の問題点は、症状がいったん軽快しても、ストレスなどにより再発するケースが約30%あることです。そのため、長期的な経過観察が必要となる場合があります。

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良性発作性頭位めまい症

メニエール病と同様に、内耳の障害からくる病気です。良性発作性頭位めまい症では「頭を動かした時だけ短時間(1分以内)の回転性めまいが起こる。聴力低下は起こらない。」という特徴があります。耳鼻科で診察するめまいでは、良性発作性頭位めまい症の割合が最も多くなっています。

この病気も、めまい検査(目の動き方を見る検査)によって確定診断がなされます。

治療はメニエール病とほぼ同様ですが、症状が長引く時は運動療法が有効なことがあります。

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前庭神経炎

内耳から脳へ情報を送る前庭神経に炎症が起きる病気で、激しい回転性めまいが起こるのが特徴です。風邪などのウイルス感染が原因と考えられています。じっとしていても回転性めまいが起こるが、聴力低下が起こらないのがメニエール病との違いです。

メニエール病とほぼ同様の治療を行うことで、症状は軽快します。

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起立性低血圧

起立性低血圧は耳の病気ではありませんが、耳鼻科で診察することの多い病気です。

起立時に血圧が下がる病気で、立ちくらみや浮動性めまい(フラフラするめまい)が起こります。若年者から高齢者まで、幅広い年代でみられます。

起立性低血圧は、ストレス、疲れ、睡眠不足で自律神経のバランスが悪くなった時に起こりやすくなります。糖尿病、薬(降圧薬など)の副作用で起こる場合もあります。

起立性低血圧の診断のためには、起立検査(臥床時と、起立時にそれぞれ血圧測定をし、両者を比較する検査)を行います。

起立性低血圧と診断された場合は、可能ならば原因となる薬の中止と昇圧薬の内服治療を行います。また運動不足の解消(とくに下肢の筋力強化)や、水分補給など、生活習慣の改善が必要になることもあります。

なお高齢の方では、脳幹梗塞が原因となる場合もあるため、症状が強い場合は頭部MRI、MRA(頭部血管撮影)などの画像検査を行います(MRI、MRAは近隣病院に依頼して行っています)。

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頚性めまい

頚性めまいは、肩や首のこり、首の血行障害に伴うめまいです。頭を動かしたり、腕を挙げた時に、めまいが起こるのが特徴です。

症状の起こり方は、前記の良性発作性頭位めまい症と似ていますが、めまいは回転性・浮動性ともに起こり得ます。聴力低下は伴いません。

筋肉のこりとそれに伴う交感神経の緊張による血行障害が頚性めまいの主な原因ですが、頚椎症(頚椎の変形)による頚部血管の圧迫や、頚部血管の動脈硬化が原因となっている場合もあります。

耳鼻科では、問診とめまい検査(目の動き方を見る検査)を行います。高血圧、高脂血症などの既往歴のある方では、頭頚部MRI、MRA(頭頚部血管撮影)などの画像検査をおすすめします。

頚椎症、動脈硬化が原因となっている場合は、整形外科、または内科・脳外科での治療が必要となります。

筋肉のこりが原因となっている場合は、当院で肩こりの薬、血行改善剤、漢方薬などの薬物療法を行います。

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