難聴

Hearing impairment


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難聴

難聴の主な原因

急に耳が聴こえにくくなった時は、できるだけ早めの耳鼻科受診をおすすめします。
突発性難聴では、早期に治療を開始することで治癒率が高まります(発症から時間が経過すると治癒率が低下し、発症2週間以上たつと治癒率が大きく低下します)。

慢性的な難聴(発症してから1ヶ月以上)は、治るものと治らないものがあります。
加齢による神経性難聴(とくに高音部の聴こえが悪くなった場合)は、現代の医学でも治りにくい難聴の代表的なものです(体温計の音など電子音が聴こえにくいときは、高音部の聴こえが悪いと思われます)。

糖尿病、高血圧、高脂血症などに伴う動脈硬化があると、難聴も早く進行すると考えられています。年齢にくらべて聴こえが悪いと思われる方は、検診で血糖値、血圧、LDLコレステロールのチェックを受けましょう。食生活の改善、適度な運動と、必要があれば動脈硬化を進行させない治療を内科や循環器科で行うことにより、難聴の進行も抑えられる可能性があります。

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補聴器について

聴力検査の結果で多少の難聴があっても、日常生活に支障がなく、また診察で重大な病気が無いと分かれば、あまり心配する必要はありません。

しかし、「他の人の話が聴き取りにくい」、「何度も聴き返すのも気が引けるので、聴こえたふりをしている」、「その結果、外出するのがおっくうに・・」ということであれば、補聴器を考慮する必要があります。

補聴器を検討中の方には、予約制で補聴器外来を行っていますまずは通常の診療時間内に受診して、診察と検査を受けてください。
検査の結果、補聴器の装用が適当かと思われる場合は、補聴器外来の予約をして頂きます。

補聴器外来では、カウンセリングと補聴器の無料貸出し(約2週間)をいたします。「今すぐ購入の予定は無いけど、補聴器を一度試してみたい」という方も、お気軽にご相談ください。

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耳鳴

耳鳴は難聴を伴うことも多く、難聴のところで挙げた病気が原因となります。その他に、耳の奥の筋肉のけいれん、耳の奥の血管音を耳鳴として感じる場合もあります。また精神的なストレスが耳鳴の一因である場合もあります。

耳鳴に対する治療として昔から薬物治療(ビタミンB12、血行改善剤、漢方薬など)が行われていますが、この薬物治療自体大きな進歩はありません。当院では現在のところ神経性難聴に伴う耳鳴に対して、一般的な薬物治療のみ行っていますが、加齢による神経性難聴に伴う耳鳴(この場合、キーンという音や、ジージーとセミの鳴く音のことが多い)では治療困難なことも多くあります。薬物治療を一定期間(1~2か月以上)行ったが改善しなかった方には、「TRT療法(耳鳴り再訓練療法)」という方法があります。TRT療法は当院では行っていないため、詳しくはインターネットで検索ください。

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突発性難聴

突発性難聴は、突然に片方の耳の聴こえが悪くなる病気です。内耳にある蝸牛(聴こえの細胞が集まっている部分)の障害により発症します。内耳のウイルス感染が原因と考えられており、めまいを伴うこともあります。

治療は薬物療法が中心となります。難聴の程度により、ビタミンB12、血行改善剤、ステロイドホルモンなどの薬を使い分けます。軽度難聴であれば当院で内服薬による治療を行います。中等度~高度難聴の場合は、近隣の総合病院に1~2週間入院し、点滴や高圧酸素治療を受けることをお勧めしています。

早期に治療を開始することで治癒率が高まるため、聴こえに異常を感じた時は早めに受診してください(発症から2週間以上経過すると、治癒率が大きく低下します)。

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神経性難聴

神経性難聴は、主に内耳にある蝸牛(聞こえの細胞が集まっている部分)の機能低下からくる難聴です。神経性難聴は感音難聴とも呼ばれます。

加齢による難聴は、ほとんどが神経性難聴です。この場合、高音部から聴こえにくくなるのが特徴です。

神経性難聴の中には、低音部が聴こえにくくなる低音障害型(感音)難聴という病気もあります。これはストレスによる血行障害が原因と考えられています。

神経性難聴では、「耳鳴がする」、「物音がひびいてうるさく聞こえる」、「音は聞こえるが、人の話が聞き取りにくい」、「耳がつまった感じ」という症状を伴うこともあります。

治療は、ビタミンB12、血行改善剤、利尿剤などの薬物療法が中心となります。低音障害型の難聴は、比較的治りがよく、薬物療法により70%程度の方が症状改善されます。

現代の医学では、加齢による神経性難聴の方の聴こえを改善することはまだ困難ですが、動脈硬化の進行を食い止めることにより、今後の難聴の進行が抑えられる可能性があります。

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騒音性難聴

騒音の大きな職場で働いている方、ヘッドホンやイヤホンで大音量の音楽をよく聴く方では、高音部(約4,000ヘルツ)の聴力が低下することがあります。内耳にある蝸牛(聞こえの細胞が集まっている部分)の機能低下が原因となります。

騒音性難聴と診断された場合は、難聴が悪化しないように仕事時に耳栓をする、ヘッドホンやイヤホンの使用を避けるといった対処をします。

発症からあまり時間がたっていない場合(発症後2週間以内)は、ビタミンB12、血行改善剤などの薬物療法で聴力が改善することもあります。

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聴神経腫瘍

内耳と脳を連絡している聴神経に発生する良性腫瘍です。脳腫瘍の約10%を占めます。

片耳の難聴、耳鳴が起こります。症状は徐々に進行する場合と、急に進行する場合があります。腫瘍が大きくなると、めまいや顔面神経麻痺が出現することがあります。症状が急に進行するものでは、突発性難聴との見分けがつきにくいことがあります。

通常、加齢による神経性難聴では聴力の左右差が大きくありませんが、聴神経腫瘍では聴力の左右差が大きくなるのが特徴です。

単純レントゲンでは聴神経腫瘍の診断は困難なため、頭部MRIの撮影を行います。

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