扁桃炎・アデノイド

Tonsillitis, Adenoid hypertrophy

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扁桃炎、扁桃肥大

よく「扁桃腺」と呼ばれている部分は、医学的には口蓋扁桃といいます。口蓋扁桃は、咽頭の奥の両側に1つずつ存在するリンパ組織です。

出生時には小さく、徐々に大きくなり5~7歳で最も発育し、12歳以降になると次第に縮小します。咽頭の感染を繰り返すと、口蓋扁桃肥大が高度になることがあります。

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口蓋扁桃が肥大していても、特に症状がなければ治療の必要はありません。

急性扁桃炎は、溶連菌が原因となることが多く、のどの痛み、発熱、頭痛、倦怠感、頚部リンパ節の腫れが起こります。また、口蓋扁桃に黄白色の点(膿栓)がみられることもあります。

治療は、薬物療法(抗生物質、消炎鎮痛剤など)、ネブライザー(吸入)治療、含嗽薬によるうがいを行います。扁桃炎を繰り返す場合は、扁桃摘出手術を考える必要があります。扁桃摘出切除を行うには、7泊8日程度の入院が必要となります。

扁桃摘出手術を考えるべきケース

  •  ・1年に3回以上、扁桃炎と発熱(38度以上)を繰り返す
  • ・睡眠時無呼吸があり、扁桃肥大が原因と考えられる場合
  • ・病巣感染症と考えられ、薬物療法によっても改善しない場合

病巣感染症について

口蓋扁桃の炎症が原因となり、腎炎(尿潜血、タンパク尿)、掌蹠膿疱症(手のひらの皮膚症状)、リウマチ熱など他臓器の症状が起こるものを病巣感染症といいます。

溶連菌による扁桃炎は病巣感染症の原因になると考えられています。また上咽頭炎、歯科領域の感染症(歯周病など)も病巣感染症の原因となり得ます。扁桃炎の治療が不十分だった場合や、上咽頭炎、歯周病が放置された場合に、上記の症状が起こる可能性が出てきます。

当院では、扁桃炎で受診される方には、溶連菌の検出検査(10分程度で結果が判明)を行っています。

溶連菌による扁桃炎と考えられる場合は、抗生物質を7日間~14日間程度内服します。通常よりも長期間の抗生物質内服を行うことで、しっかりと除菌を行います。

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アデノイド肥大

アデノイドは、鼻の奥の上咽頭という部分にあり、口蓋扁桃と同じくリンパ組織です。出生時には小さく、徐々に大きくなり3~7歳で最も発育し、12歳以降になると次第に縮小します。鼻から上咽頭にかけての感染を繰り返している小児では、アデノイド肥大が高度になっていることがあります。

アデノイド肥大による症状としては、鼻閉、口呼吸、いびきがよくみられます。また、アデノイド肥大は、滲出性中耳炎副鼻腔炎の原因となります。この場合の鼻閉には、鼻炎の薬が無効なことがあります。小児で鼻炎の薬を使っても鼻閉が改善されない場合は、アデノイド高度肥大の可能性があるため、耳鼻咽喉科の診察を受けてください。

アデノイド肥大の診断は、レントゲンまたは内視鏡(ファイバーカメラ)で行います。アデノイドが高度に肥大しており、症状も強い場合は、切除手術が必要なことがあります。アデノイド切除を行うには、3泊4日程度の入院が必要となります。

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